2010年7月アーカイブ

 昨日7月10日(土)の午前は、龍谷大学深草キャンパスで、(財)大学コンソーシアム京都のインターンシッププログラムの事前学習のゼミ指導を行い、午後、京都駅からサンダーバードで富山に向かった。富山では、通常は2・3か月に1回、京都市内で開催される法律実務研究会の移動研究会に参加。研究会では、富山大学の橋口賢一先生から、賃貸契約の更新料約定と消費者契約法10条の問題について報告があったようであるが、私はここへの参加がかなわず、懇親会からの参加になった。そして、本日、7月11日(日)は、重要文化財に指定されている北前船回船問屋「森家」など岩瀬地区(富山市)内を観光し、帰途のサンダーバードの中で書きかけの原稿2本を仕上げるという一日になった。
 まさに「忙」と「閑」が共存する2日間になった。
 インターンシッププログラムの事前学習のゼミ指導では、「実習に向けた目標の設定」が課題である。実習生は、最低でもインターンシップ参加によって、「自分はそこでどう変わったか。何を得たか。糧になったものは何か。」をきちんと言えるようにしたい。そのためには、PDCAサイクルに基づいて目標設定が重要という問題意識のもと、目標の建て方にこだわりを持って進めた。具体的には、各自が設定した目標を発表、これを相互評価するという手法をとった。それなりの達成感をもってくれることも期待して、約3時間かけ、全員の分をひとつひとつ俎上に載せて議論した。それほど的外れな意見が出ず、みんなの意欲も減退しなかったのが何よりである。これがこの2日間の「忙」の部分であり、コーディネータとしての仕事である。これに対して、「閑」は説明を要するものではない。
 ただ、「閑」もあまりリラックスしすぎて羽目を外してしまえば、かえってその時間は、「忙中閑あり」の「閑」ではない。しなやかなバランスを保ちつつ、「忙中閑あり」としたいものである。

 

 教師という職業をやっていて何よりもうれしいのは、学生達の成長を実感したときである。
 私にとって、そういった経験をさせてくれる場の1つが、(財)大学コンソーシアム京都のインターンシッププログラムのコーディネーターとしての参加である。
 本年は、7月3日(土)龍谷大学・深草キャンパスで、事前学習のゼミがはじまった。私の担当するクラスは、男女あわせて15名。いずれも今年の夏休み、これからの職業人生に役立つような大きな成果を得たいという気持ちを持ってきている。ピンと張り詰めた空気、みんなの緊張感が伝わってくる。

 当日は、ゼミの前半は、派遣先担当者I氏と昨年度実習生Kくんから、それぞれの立場から、インターンシップ体験を生かすために、何を考え、そして実行していったかを語ってもらうことに時間を費やした。
 I氏からは、インターンシップ生の受入れによって若者達の成長に役立つ仕事に取り組んでいこうとする熱意を、企業人の立場からていねいに話していただいた。Kくんからは、昨年のインターンシップの実習によって学んだことは何だったか、今年の実習生に伝えていただいた。(Kくんの実習先はI氏の会社である。)
 とくにKくんについて、I氏との交流を通じて学んだことを、自分の就活の経験を交えながら、話したことは、Kくんの成長ぶりがうかがえるものであった。
 ビジネス社会では、上司・同僚・顧客などとのお付き合いを通して学ぶべきことは数限りない。Kくんは、この学びを、豊かな感性、感動する心をもって、より成果の高いものにしたのである。職業人として成功するための基本は、はずしていない。

 今年の15名は、どうだろうか。真剣に取り組もうとする気持ちは誰よりも強いものを持っているだろう。これを職業人としての第一歩につなげていく。これが、本年のインターンシッププログラムのコーディネーターとして参加する私の目標である。

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