今年の9月より1年間、本学の学外研究員として英国オックスフォード大学法学部へ客員研究員(Academic Visitor)として留学させていただくことになっている。本学法学部教員は、ほぼ毎年順次海外で在外研究を行っているが、ドイツ・フランス・イギリスなど欧州を選択する先生方が多い。私は研究課題の関係で英国に行かせていただくことにした。学部長をはじめとして、ご支援を賜った先生方には厚くお礼を申し上げたい。 研究課題である英国会社法に関わる事柄については、すでに助走を始めているつもりであるが、在外研究上のいろいろな雑事も処理し、出発までに準備を終えておかなければならない。

 そのうちの1つがビザ申請であるが、これがなかなか面倒なものである。英国に6ヶ月以上滞在するにはビザが必要であるが、これを日本において事前に申請・取得しておく必要がある(審査はマニラで行われている)。

 まず、申請に必要な情報をホームページで入手した(http://www.vfs-uk-jp.com/japan/index.aspxなど。)

 次に、申請に必要な資料を集めなければならない。パスポート(新・旧)、受入大学からの招聘状、学長名で発行された年収・月収の証明書(大学からの財政支援額なども記載。英文)、銀行預金取引明細(英文に翻訳)、戸籍謄本(英文に翻訳)、などである。

 昨日、卒業生のH君とAさん(2人とも元ゼミ生)が、今秋、結婚式を挙げるとの報告に研究室宛て来てくれました。(残念ながら、今年は在外研究のため結婚式への出席はかなわないのですが、)わが事のようにうれしいとはこういうことを言うのでしょう。2人とも勉強も頑張ってくれましたが、大学のいろいろな行事にも積極的に協力してくれ、いろいろお世話になり、今でも感謝に堪えません。H君が、就職決定後、精力的にこなしてくれた卒業研究も今では良い思いでです。現在では京都の会社の総務部で、コンプライアンス・マニュアル作成の補佐をしたり、人事の採用に携わったりと頑張っておられ、会社全体の業績も好調とのこと。Aさんは職場の方は寿退職したとのことですが、お2人の将来に幸多かれと祈念いたします。末永くお幸せに。

 学生達からゴールデンウィークの嵯峨嵐山のフォトを入手しましたので、ご紹介します。キャンパスのあるJR亀岡駅からJR嵯峨嵐山駅までは、快速7分、各駅停車でも11分ほどですので、気軽に楽しめるエリアです。天気にも恵まれ、大勢の観光客で賑わっている様子が窺われます。

トロッコ列車

 

 

 

(「嵯峨野トロッコ列車」です。トロッコ嵯峨駅とトロッコ亀岡駅の間を走っています。運賃は大人600円です。)

 

 

 (言わずと知れた「渡月橋」。春の桜、秋の紅葉はもちろん、ゴールデンウィークも大人気だったようです。)

渡月橋 

渡月橋? 

              

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 本日は、「有価証券法(手形・小切手法)」の初回の授業であった。私自身は、銀行員だった時期もあり、株券や社債券あるいは手形・小切手に職業上、親しんできたが、学生の皆さんが手形・小切手をイメージするのは「会社法」に関連して会社についてイメージするよりさらに難しいと思われる。

 そこで、なるべく図絵などを用い、イメージを持ちやすい講義を心がけているつもりであるが、(教科書も比較的、図などが多い、早川徹先生の『基本講義 手形・小切手法』(新世社)を指定している)その一環としてだいぶ古い映画(1979年、東映)ではあるが、、映画『白昼の死角』の手形詐欺(手形のパクリ)の部分を授業で学生に見てもらった(授業で見るにはそぐわない部分もあるので、どの部分をみてもらうかの選定にはやや苦労した)。

 『白昼の死角』は高木彬光の推理小説であり、映画の出演者は、古いところでは千葉真一、丹波哲郎、天知茂、ガッツ石松。学生でも知っているところでは、西田敏行あたりであろうか。音楽は本学のカレッジソング(チャイムで使われている)を作曲していただいた宇崎竜童氏が担当している。 

(教科書である、早川徹先生の『手形・小切手法』)

003.JPG 

 1年を通して「ビジネス実務法務特別研究」を担当したが、本日の補講で秋学期授業を終了した。補講は台風で休講になった分の代替である。最終回であったので、学生が受験した直近の試験問題の検討を中心に行った。

 昨年度までは、「法学検定特別研究(企業法コース)」を担当していた。「法学検定」ももちろんすぐれた内容であるが、問題集のみで教科書がなく、やや学生が勉強しづらいことや、ビジネス実務法務検定の方が企業内での受験が推奨されており、企業の人事採用担当者の認知度も高いと思われたことから、今年度から「ビジネス実務法務検定」に衣替えをしたものである。2級でも、1回生から合格者が出ているが、社会人とともに受験して学生も刺激を受けたようである。一方試験中、相当緊張したという声もあった。

  本日、秋学期の基礎演習(1回生)を終了した。本学では、少人数(20人以内)での演習による導入期教育に力を入れているが、その教科書は法学部教員が全員で執筆したものを使用している(京都学園大学法学会編『法学の扉[第3版]』(成文堂))。1回生の基礎演習では、長文の要約の仕方や、レポートのまとめ方からはじめ、裁判システムや法情報の調べ方に進んでいく。この秋学期は、法的思考に慣れると題し、授業では「米国マクドナルドでのコーヒー火傷事件」「エレベーターの取替費用」「交通事故」などを題材に演習を行い、最終回が「会社はだれのものか?」であった。どの回の授業でも、多面的に考えたり、ゼミ仲間の意見に同感したり、あえて反論することを考えたりというようなことに注意して進めてきたつもりである。岩田規久男『そもそも株式会社とは』(ちくま新書・2007)は、授業の準備の一環として通読してみたものである。

 今年度から本法学部として新たに始めた「企業法入門」の授業の最終回を本日終えた。一般講義課目は、「入門科目」「基礎科目」「応用・展開科目」に分かれ、基礎から段階的に学んでいくが、「企業法入門」は1回生全員が学ぶ「入門科目」の1つである。従来から、「入門科目」には、「民事法入門」「刑事法入門」「法と裁判」「政治学入門」があったが、今年度から「企業法入門」を加えたものである。商法総則・会社法・有価証券法・金融商品取引法・経済法などの授業科目によりスムーズに入っていけるよう企業法を理解する上での見取り図・手掛かりのいくばくかでも得てもらいたいとの思いで毎回の授業に臨んだ。教科書には、類書が少ないが龍田節・杉浦市郎『企業法入門〔第四版〕』(悠々社・2008)が最善と思い、これを用いた。

 正月休みに、アンソニー・ギデンズ、渡辺聰子『日本の新たな「第三の道」』(ダイヤモンド社・2009)を読んだ(第4章がギデンズ氏の論文、その他の章は共同研究の内容を渡辺教授が執筆したもの)。最近イギリス会社法に関心を持っている関係で、イギリスに関わりの深いものを手に取ることが多くなった。言うまでもなく、ギデンズ氏は英国ブレア政権の「第三の道」改革を理論的に主導した現代社会学の権威であるが、本書は渡辺教授(上智大学)が、LSE(ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス)に客員教授として滞在した時のギデンズ氏との共同研究の成果である。

 この著作は社会学系のものであり、むろん法律論に直ちに結びつくものではないが、会社法など企業法を中心に教育・研究に当たっている者にとっても、企業環境を取り巻く諸環境・価値観がどこに向かっていくのか、向かっていけばよいのか、など無関心ではいられない事項を含んでいる。

細川幽齋と亀岡

  佐藤雅美『幽齋玄旨』(文春文庫)を読んだ。幽齋玄旨とは細川幽齋(藤孝)のことである。本学のキャンパスは亀岡市にあるが、亀岡市の礎である丹波亀山城も小説の後半部分で登場する。丹波亀山城は、戦国時代末期に明知光秀が築いたことで有名である。幽齋は、石田三成側の1万5,000人ほどの大軍に丹後田辺城(舞鶴)を包囲され、500人に満たない兵力で「勝てはせぬが、負けもせぬ」と籠城、歌道の影響力によって勅命による講和がなされるまで頑張りぬく。この講和後、丹波亀山城に入るのである。 

      (愛猫。愛犬(雑種)は妻と散歩中)

愛猫

映画鑑賞

 話題の映画「AVATAR」を家族で楽しんできた。20年ほど信託銀行で、主に証券関連業務に従事してきた関係から、大学では会社法などの授業を担当させていただいている。そんな関係で若干の株式投資を株主優待券をもらえる会社にしている。映画会社からもらえる株主優待券で映画が見れるというのがもちろん理由の1つであるが、直近の各種株主総会関係書類や株主通信などが授業で利用できるということもある。学生に授業中に参考にしてもらうには、なるべく興味のわく株式会社の直近の資料が望ましいと考えているからである。

          (京都嵐山花灯路・ライトアップされた渡月橋、ゼミ生撮影)

渡月橋(夜)