映画を参考に 「有価証券法」を考える

 本日は、「有価証券法(手形・小切手法)」の初回の授業であった。私自身は、銀行員だった時期もあり、株券や社債券あるいは手形・小切手に職業上、親しんできたが、学生の皆さんが手形・小切手をイメージするのは「会社法」に関連して会社についてイメージするよりさらに難しいと思われる。

 そこで、なるべく図絵などを用い、イメージを持ちやすい講義を心がけているつもりであるが、(教科書も比較的、図などが多い、早川徹先生の『基本講義 手形・小切手法』(新世社)を指定している)その一環としてだいぶ古い映画(1979年、東映)ではあるが、、映画『白昼の死角』の手形詐欺(手形のパクリ)の部分を授業で学生に見てもらった(授業で見るにはそぐわない部分もあるので、どの部分をみてもらうかの選定にはやや苦労した)。

 『白昼の死角』は高木彬光の推理小説であり、映画の出演者は、古いところでは千葉真一、丹波哲郎、天知茂、ガッツ石松。学生でも知っているところでは、西田敏行あたりであろうか。音楽は本学のカレッジソング(チャイムで使われている)を作曲していただいた宇崎竜童氏が担当している。 

(教科書である、早川徹先生の『手形・小切手法』)

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 この春学期の授業を通して、手形詐欺の内容が理解されれば、理解の上で、一つの到達点となるのではないだろうか。手形の意義・法的構造、善意の手形取得者の保護などについて、一定の理解がなければ、手形詐欺は理解できないからである。

 推理小説 『白昼の死角』については、浅木慎一・岡田豊基・川口恭弘各先生の『現代企業法入門』(中央経済社)の第14章(手形法の諸問題)でも解説が試みられている。なお、手形詐欺を扱った推理小説には、高木彬光が触発された松本清張の『眼の壁』や、和久峻三の『捜査不能 沈め屋と引揚げ屋』などがある。興味がある学生の皆さんには読んでいただければ幸いである。

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このページは、小野里 光広が2010年4月 9日 10:44に書いたブログ記事です。

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