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 本日は、「有価証券法(手形・小切手法)」の初回の授業であった。私自身は、銀行員だった時期もあり、株券や社債券あるいは手形・小切手に職業上、親しんできたが、学生の皆さんが手形・小切手をイメージするのは「会社法」に関連して会社についてイメージするよりさらに難しいと思われる。

 そこで、なるべく図絵などを用い、イメージを持ちやすい講義を心がけているつもりであるが、(教科書も比較的、図などが多い、早川徹先生の『基本講義 手形・小切手法』(新世社)を指定している)その一環としてだいぶ古い映画(1979年、東映)ではあるが、、映画『白昼の死角』の手形詐欺(手形のパクリ)の部分を授業で学生に見てもらった(授業で見るにはそぐわない部分もあるので、どの部分をみてもらうかの選定にはやや苦労した)。

 『白昼の死角』は高木彬光の推理小説であり、映画の出演者は、古いところでは千葉真一、丹波哲郎、天知茂、ガッツ石松。学生でも知っているところでは、西田敏行あたりであろうか。音楽は本学のカレッジソング(チャイムで使われている)を作曲していただいた宇崎竜童氏が担当している。 

 

 1年を通して「ビジネス実務法務特別研究」を担当したが、本日の補講で秋学期授業を終了した。補講は台風で休講になった分の代替である。最終回であったので、学生が受験した直近の試験問題の検討を中心に行った。

 昨年度までは、「法学検定特別研究(企業法コース)」を担当していた。「法学検定」ももちろんすぐれた内容であるが、問題集のみで教科書がなく、やや学生が勉強しづらいことや、ビジネス実務法務検定の方が企業内での受験が推奨されており、企業の人事採用担当者の認知度も高いと思われたことから、今年度から「ビジネス実務法務検定」に衣替えをしたものである。2級でも、1回生から合格者が出ているが、社会人とともに受験して学生も刺激を受けたようである。一方試験中、相当緊張したという声もあった。

 

 

 

  本日、秋学期の基礎演習(1回生)を終了した。本学では、少人数(20人以内)での演習による導入期教育に力を入れているが、その教科書は法学部教員が全員で執筆したものを使用している(京都学園大学法学会編『法学の扉[第3版]』(成文堂))。1回生の基礎演習では、長文の要約の仕方や、レポートのまとめ方からはじめ、裁判システムや法情報の調べ方に進んでいく。この秋学期は、法的思考に慣れると題し、授業では「米国マクドナルドでのコーヒー火傷事件」「エレベーターの取替費用」「交通事故」などを題材に演習を行い、最終回が「会社はだれのものか?」であった。どの回の授業でも、多面的に考えたり、ゼミ仲間の意見に同感したり、あえて反論することを考えたりというようなことに注意して進めてきたつもりである。岩田規久男『そもそも株式会社とは』(ちくま新書・2007)は、授業の準備の一環として通読してみたものである。

 今年度から本法学部として新たに始めた「企業法入門」の授業の最終回を本日終えた。一般講義課目は、「入門科目」「基礎科目」「応用・展開科目」に分かれ、基礎から段階的に学んでいくが、「企業法入門」は1回生全員が学ぶ「入門科目」の1つである。従来から、「入門科目」には、「民事法入門」「刑事法入門」「法と裁判」「政治学入門」があったが、今年度から「企業法入門」を加えたものである。商法総則・会社法・有価証券法・金融商品取引法・経済法などの授業科目によりスムーズに入っていけるよう企業法を理解する上での見取り図・手掛かりのいくばくかでも得てもらいたいとの思いで毎回の授業に臨んだ。教科書には、類書が少ないが龍田節・杉浦市郎『企業法入門〔第四版〕』(悠々社・2008)が最善と思い、これを用いた。

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